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会社の再建をあきらめている方へ ~事実上の倒産企業でも解決した事例~

銀行から融資を断られ、通帳にお金がなく、毎日の資金繰りに追われて刻一刻を争う絶望的な場合でも、私たち専門家の目から見ると、今すぐ打てる手があるものです。
資金繰りについても、会社復活についても本当は解決できるのに、思い込みによってあきらめてしまいがちなケースについて解説します。

給与を大幅に遅配してしまい、労働争議が起きる寸前だ

この場合、会社が万一清算や倒産となっても、「国の未払い賃金立替払い制度」による救済をお願いする予定であり、入金は遅れるが、給与の80%は間違いなく支給されることを説明し、騒ぎが起きるのを避けながら、事業再生を進めます。
賃金に国のセーフティネットがあることは、あまり知られていません。これを説明することで、社員の協力を得ることをめざしましょう。

○未払賃金立替払制度とは
「未払賃金立替払制度」とは、「賃金の支払の確保等に関する法律」(以下「賃確法」という。)に基づき、企業が「倒産」したために賃金が支払われないまま退職を余儀なくされた労働者に対して、その未払賃金の一定の範囲について、独立行政法人労働者健康福祉機構(以下「機構」という。)が事業主に代わって支払う制度です。
○未払賃金立替払制度の対象となる倒産とは
未払賃金立替払制度の対象となる倒産とは次の場合をいいます。
(1)法律上の倒産
 破産法に基づく破産手続きの開始、会社法に基づく特別清算の開始、民事再生法に基づく再生手続の開始又は会社更生法に基づく更生手続の開始について裁判所の決定又は命令があった場合
(2)中小企業における事実上の倒産
 事業活動に著しい支障を生じたことにより、労働者に賃金を支払えない状態になったことについて労働基準監督署長の認定があった場合
具体的には、1.事業活動が停止し、2.再開する見込みがなく、3.賃金支払能力がない状態になったことをいいます。
※独立行政法人労働者健康福祉機構「I未払賃金の立替払制度の概要」より抜粋

知人・友人・親戚・家族に連帯保証人になってもらっているがどうしよう

この場合は、連帯保証人の資産背景をヒアリングしながら、「もしも我が社が倒産すれば、どうなるか」のリスクマネージメントの観点で、「傾向と対策」を講じる必要があります。

人間は、『予想のつかない不安』がものすごいストレスになり、人間関係が壊れる原因となります。
事業再生の現場では、連帯保証人とは運命共同体として、力を合わせて、この難局を乗り越える同志的結びつきが必要です。

仮に、会社が破たんして、連帯保証人に迷惑をかける場合でも、連帯保証人と一緒に債権者を訪問して、「今、毎月支払えるのは1万円で、それを毎月入金します」と保証人に話してもらい、その入金をあなたがすることで、実質的な金銭的ご負担をかけずに済む例は、多数あります。

不渡りを出してしまったので、もうおしまいだ

資金繰りがつかず、手形や小切手の不渡りを出してしまった場合、会社は瀬戸際に追い込まれます。2回目の不渡りは銀行取引を停止され、事実上の倒産となります。不渡り事故が予測される場合は、一刻も早くご相談ください。

喜望大地では、不渡り事故を起こしてしまってから、ご相談の電話をいただくこともあります。たいへん難しい状況ですが、対応策はあります。組織再編や事業譲渡などの第二会社方式で事業を継続できることもあるので、あきらめずにご相談ください。

公共工事メインの会社で仕事が取れなくなった

公共工事が仕事のほとんどを占める建設会社などの場合、入札で競合が激しくなると、仕事が取れなかったり、利幅が少なくなったりします。その影響で資金繰りに行き詰まり、資金ショートして不渡りを出すと、入札からはずれることになり、売上がなくなるという危機的な状況に陥ります。

こうした場合も経営者はあきらめてしまいがちです。しかし、これまで続けてきた事業には貴重な経営資源がたくさん残っているはずです。組織再編などの手法で、事業再生できる道は必ず見つかります。あきらめずに相談してください。

特に困難だった資金繰り解決の案件事例について

実際に私たちが関わって絶望的な状況から解決した実例を解説します。

闇金・不渡り事故からの復活 有限会社佐藤製作所(関東・木工業)

関東地方の木工業で年商2億円、手堅く50年近くの業歴がある有限会社佐藤製作所の佐藤社長から相談がありました。
売掛先が相次ぎ倒産して、受取手形が不渡りとなりその買戻し資金に追われて、長年かけて取得した不動産も次々売却してしまいました。

それでも足りずに、商工ローンから借りました。
それでも追いつかず新しい商工ローンを次々借りました。
最初は、社長だけの個人保証で借入できたのが、次は奥様、次は長女で、次に次女、次は長女の夫で、更には次女の夫と増えて商工ローンでは借りられなくなりました。

それで仕方なく、サラ金に個人で借りに行くと、簡単に50万円借りられました。
次々に借りると、一人が200万円まで借りることが出来ましたが、それが限界でした。
そこで、家族6名が200万円ずつ借りて、1,200万円調達し、会社の資金繰りを支えたものの、全員が多重債務者状態となりました。

闇金に手を出してしまった

約束手形の期日が近づいたが、どうしてもあと50万円足りず、もうダメかと思った時に、「簡単に貸します」のDMが届き、ワラにもすがる思いで申込んだところ、本当に簡単に50万円借入できました。

それが、実は闇金でした。

金利が10日に3割必要であり、「とさん」と言われます。
昔は高金利の代名詞に、「といち」と言って、10日に1割の金利がありましたが、最近の闇金は「とさん」が主流です。
つまり、百万円借りると10日で30万円、20日で60万円、そして、1ヶ月では90万円となり、2ヵ月で倍になる恐ろしい違法金利です。

小学生でも、そんな闇金から借りてはダメということは分かります。
しかし、借入せざるを得ない心理状態になる理由があります。
それは、いろいろな知人・友人・親戚・家族からお金を借りて、また連帯保証人になってもらっているからです。

会社が倒産すると、義理のある方すべてに害がおよぶという強迫観念が働き、会社を潰さないことだけが、目標・目的になってしまいます。
その結果、何が何でも手形不渡り事故だけは避けたいと動き回り、迷惑をかける人を増やしがちになります。

その後、雪だるま式に膨らむ闇金への支払い

さて、最初に50万円を闇金から借りたその後いかなる展開になったでしょうか?
その闇金は、システム金融組織でした。
システム金融の仕組みは、最初にA社が貸し付けます。
その支払いが迫り、資金需要がある頃を見計らって、
今度はB社がアプローチして、50万円か100万円を貸し付けます。

「とさん」金利ですから、100万貸せば10日後に30万円の金利収入であり、1か月で金利が90万円となり、2ヶ月すれば金利だけで180万円となり、元金を引いても90万円の儲けとなります。
そして、次はC社→D社→E社→F社→G社と永遠に潰れるまで循環します。

最初に50万円だったのが、8ヶ月経つといかなる事態が発生したか?
なんと、システム金融業者43社1,580万円に膨れ上がっていました!

システム金融の手口とは

システム金融の仕組みを解説すると、

1.携帯電話にてやり取りします。
2.借入希望額の手形か小切手をFAXします。
3.郵便局の書留速達にて手形か小切手を送り、受付用紙をFAXします。
4.その確認が取れると、送金されます。
5.借用書の作成はしませんし、顔も合わせません。

理由は、違法契約であり捕まれば刑事罰になることを知っているからです。
最近の裁判では、闇金との契約では、違法金利の支払い義務がないばかりか元金まで返還義務がないとの判決が言い渡されました。
しかし、相手が違法でも手形は落とさないと不渡り事故になり、会社は潰れてしまいます。

闇金問題の解決策は3つ

手形不渡りストップ策は、3案あります。

案1/闇金と話し合いで解決する和解案です。
お互いに、譲り合いの落とし所を探るかけひき、ハードネゴシェーションの世界になります。

案2/裁判所に、闇金と決済銀行に対して、約束手形取立禁止・裏書譲渡禁止の仮処分を申し立てます。
担保として額面の2割前後の現金を法務局に供託しないといけませんが、額面満額でないのが助かります。
ただし、相手の特定が必要ですが、その特定が闇金は困難です。
法人ならば会社謄本が必須ですし、個人でも特別送達が郵便で届かないと対応不可能です。

案3/手形額面と同額を「異議申立提供金として、銀行協会に供託する方法があります。
これだと、最悪でも2年間経過すれば取り返せます。それ以前でも、先方と和解できれば取り返せます。また、不渡りを覚悟すれば取り返せますが、借入金のある銀行だと借入金と相殺されてしまいます。
かなりマニアックな世界ですが、いかなる時も道はあります。
3つの案のなかで、早く確実に解決できるのは、多少困難はあるものの案1です。

社長ファミリー・親族からの1億8,000万円もの借金

ところで佐藤製作所は、佐藤社長ファミリーと親族からアッと驚く1億8,000万円もの巨額資金を借りていました。
佐藤社長としては、会社をつぶさないことが何より優先する至上命令でした。
養子の立場で、先代から引き継いだ事業をつぶしたくないとの思いと、かつてはしっかり儲かった過去の成功体験が忘れられずに、いつか挽回できるとの過信で傷を深くしてしまいました。

1億円突っ込んだ段階で見切りをつけて、新しい会社でやり直せば、まだ8千万円の資金が使えたはずでした。
たら?れば?を言い続けても解決しませんが、本当に惜しいことをしました。
そんな瀕死の状態と言うか、もう手遅れで、棺桶に入っている状態の会社に再生・復活の道は残されているのでしょうか?
アナタが佐藤社長ならば、どう行動されますか?

残念ながら佐藤製作所としての再建は叶わず・・・しかし

佐藤製作所は手形不渡り事故を起こし、銀行取引停止処分になり、事実上の倒産状態になりました。
しかし、喜望大地代表コンサルタント洲山のアドバイスを忠実に実行されて、長女が社長となり新会社「元気」を設立し、文字どおり元気に再起できました。

再起までには、仕入先の支援と外注先の支援および社員の協力が必要です。
特に仕入先には多大なるご迷惑をかけていますから、通常は取引継続には前金か、代金と現物の引換を要求されます。
しかし、前金を支払うお金はまったくありません。

そこで、お叱りを覚悟の上で、「当月20日締め、翌月末日銀行振り込み」の条件でお願いしたところ、幸いなことにほとんどの会社が、「再起するならがんばりや。応援しまっせ」とありがたいお言葉をいただき、支援していただけました。

次に、工場の大家さんへの支払いが1年以上とどこおっており、「賃貸借契約は解約するので、すぐに退去しろ」との通告が来ました。
工場がなくなれば、事業再生はできませんし、新たな工場を借りるお金もありません。
さあ、弱りました。

そこで、洲山が大家さんにお会いして、「洲山の指導で立ち直り、遅れている家賃も2年ぐらいで正常化する」と太鼓判を押した結果、ご納得いただきました。
さらに、不渡り手形を出したことにより、商工ローンからは、長女の自宅と次女の自宅に「根抵当権の仮登記」が入り、「自宅を取り上がられる」と大騒ぎになりました。
その問題も洲山のアドバイスで解決しました。
つまり、マイホームは守ることが出来ました。

やれやれ無事に行けそうかなあと思っていたところ、長女のご主人の会社から福利厚生の一環としてマイホームローンを借り、実際は工事をせずに佐藤工務店の運転資金に流用するという『目的外支出』をしたことがばれて、会社をクビになるとの大騒ぎに発展しましたが、その問題も洲山の解決策で無事一件落着しました。

いろいろな騒動を乗り越えて、その年の暮れには、ご家族お揃いで喜望大地のオフィスにあいさつに来られました。
「洲山先生のお陰で無事に年が越せます!」と皆様に感謝されて、洲山も「良かったですね!」と笑顔で喜びを分かち合っていました。

まとめ:今回の再生スキームは、第二会社方式です

1.従来の会社と関係ない新会社を設立して、設備はスクラップバリュー(簿価の5%)にて、新会社に売却しました。
2.新会社は、社長の長女が社長となって設立し、従来の社長は新会社の会長として対外取引を継続しました。
3.賃貸借契約は、新会社と再契約してもらいました。
4.闇金と従来の銀行借入金は、不渡り事故による銀行取引停止処分により、会社を解散整理し、個人は破産し、連帯保証債務を整理しました。

1年後の電話

無事に難局を乗り越え、資金繰り解決を完了し、その1年後に佐藤様から1本の電話がありました。
何と、「利益が出すぎそうなので、決算の相談に乗ってください」とのうれしい相談だったのです。

このような復活の最大の決め手は、社長の何が何でも再起したいとの想いと、不渡り手形をくらって、怒りで頭から湯気を出して怒っていた取引業者様の温かいご支援でした。
普通ならば、「今後の取引は前金か現金引換えで」と言われて当然です。

でも、そうなると、仕入れができずに立ち行きません。
「捨てる神あれば、拾う神あり」と言いますが、世の中には実際あるわけです。
取引を断られた取引先もありますが、多くは温かく取引を再開してくれました。
究極の選択時に頼りになるのは、普段の良きお付き合いです。

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