クライアント様のインタビュー 高田剛様(仮名)|会社の資金繰りの相談やセミナーなら資金繰り対策室|喜望大地

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クライアント様のインタビュー 高田剛様(仮名)

  • 写真:左 高田剛様(仮名) 右:弊社会長 洲山

広げすぎた事業の赤字を埋めているうちに資金ショートに陥り、八方ふさがりの状況を迎えていた高田剛様(仮名:47歳)。
絶体絶命の危機をどうやって乗り越えたのか、喜望大地・洲山とともに事業再生を成功させた経緯についてうかがいました。

借入も間に合わない! 「この会社、終わるよ」

― 会社のことをお聞かせください。

県内を中心に中古車販売を行っています。店舗は県内4店舗、隣県に2店舗。平成2年に携帯電話販売で創業し、後に中古車販売、輸入車販売のほか、飲食、アパレル、広告代理店の経営に乗り出しました。現在は中古車販売の事業のみ行っています。わたしはその会社の会長の任に就いています。

― 手広い事業展開、順調ではなかったのですか?

当時、メイン事業の中古車販売事業をのぞくと、他の事業はすべて採算が合っていませんでした。はっきりいって赤字です。そのため、つねに資金繰りが逼迫していました。
平成19年11月の下旬に洲山先生に相談したところ、翌12月の社員の給与、諸経費を払えない状況だとわかりました。借入するにしてもひと月では間に合わない、仮に借りられたとしてもとても穴埋めできる金額ではないと診断されました。洲山先生から「この会社、終わるよ」と。まさに絶体絶命の状態でした。

― どうやって、その危機を乗り越えられたのですか?

洲山先生から提案をいただき、すぐに実行しました。とんとん拍子に話がすすみ、ひと月足らずでその提案が実現、借入をせずに当面の運転資金を手にすることができました。あのとき、洲山先生から提案をいただいていなかったら、会社は倒産、わたし自身もどうなっていたかわかりません。

融資を元に新規事業。気がつけば負債も大きくなっていました

― 相談にいたるまでの会社の推移をお聞かせください。

創業時は携帯電話販売事業のみ展開していました。その後、金融機関からの融資を元に事業の手を広げていきました。携帯電話販売店4店舗に中古車販売店が5店舗、飲食店2店舗。ほかに輸入車販売、アパレル店、広告代理店の経営もしていました。 年商30億円、社員数は70名を超えるほどになっていました。

― すべての事業で順調に業績を伸ばしていたということでしょうか?

いいえ、そうではありません。はっきりいって本業の中古車販売事業以外は赤字でした。とくに輸入車販売、アパレル店は趣味の延長に近いものでした。どちらも客単価が高く、不況のときにそうそう売れるものではありませんから。ただ、愛着があって、本業の利益を食いつぶしているとわかっていても、事業を手放すことができませんでした。
けっきょくは、金融機関からの借入で、会社がうまく回っているように見えていただけなんです。

― 負債はどれくらいになっていたのでしょうか?

新規事業立上げの融資と常態的な借入が膨らんだ結果、負債額は8億4千万円にのぼりました。

この会社は創業してからしばらくは金融機関からの借入もほとんどなく、着実に業績を伸ばすことができていました。それで優良企業だと思われたのでしょうか、時代がバブルということもあり、つぎつぎに融資の話が舞い込んできました。メイン銀行だった地元の信用金庫だけではなく、隣県の地方銀行も県内のシェアを取るために必死です。都市銀行は、まだ30代前半だったわたしに、ぽんと1億円を融資してくれましたから。今になって思えば、「自分はこれくらいのお金を動かせる人間だ」とどこかで勘違いしていましたね。

大手コンサルタント会社と洲山先生の違い

― 喜望大地に相談されたときの状況をお聞かせください。

高田会長 高田会長
「洲山会長の言葉に目が覚める思いでした」

洲山先生に相談する以前から、すでに資金繰りが逼迫していました。2店舗あった飲食店を撤退しても状況は変わりません。

そこで、大手コンサルタント会社と契約し、事業再生を図ろうとしました。会社のナンバー2の人物が担当してくれるということで期待していましたが、どうもしっくりいかない。指示はしてくれますが具体的ではなく、問題が起こったら事後的に処理するだけという印象を受けました。

コンサルタント会社からの指導もあり、新会社を2つ立ち上げることになりました。ひとつは中古車販売事業のみの会社、もうひとつは携帯電話販売など、それ以外の事業の会社です。それぞれの会社には、現場の部長クラスの人物を社長に据えると。

しかし、準備はしたものの具体的な指示をしてくれません。わたしとしては、明確なゴールが見えない状況がいちばん苦痛でした。金融機関とのリスケジュールも、ほとんどわたしがやりました。このコンサルタント会社に頼んでも再生は無理だろうとあきらめました。

― それで喜望大地に相談しようと?

そうです。インターネットで調べていて、洲山先生の著書に出合いました。本を読み、この人なら事業を再生できるんじゃないかと直感しました。これでもかというほどの経験を洲山先生はしてきていますから、言葉のひとつひとつがとても具体的なんです。すぐに喜望大地のオフィスに連絡を取りました。

(洲山) 高田会長から相談を受け、11月下旬に現地に入りました。驚きました。中古車販売と聞いていたのに、おしゃれなアパレルブティックがあって。それに、輸入車販売の建物がとても立派。天井は高く、1階には高級外車がずらりと並んでね。壮観でしたよ(笑)。建物の2階が社長室になっていました。

― 洲山会長にお聞きします。会社の診断結果はいかがでしたか?

(洲山) 手広く事業をやられていることがわかったので、資金繰りがどうなっているか気になりました。そこで日繰りで追いかけていったら、年末には資金が足らないことがわかったわけです。ひと月では借入も間に合わない、仮に借入できても現状では1千万円が限度。とうてい足りる金額ではありません。これはすぐに手を打たないと大変なことになるぞと。

そこで高田会長に「ほんとうに残したい事業は何ですか?」と尋ねました。ところが、外車販売もアパレルブティックも思い入れがあるからと仰るんです。すでに撤退している事業もあるからと。
だから、はっきりと言わせてもらいました。「このままではこの会社、終わるよ」と。

― 高田会長、その言葉を聞いてどう思われましたか?

目が覚める思いでした。資金繰りが苦しいことはもちろん自覚していたのですが、まだなんとかなる、今ある事業で収益を上げていけば、借入の返済もできるだろうと考えていました。

甘かったですね。これまでも、コンサルタントの人から意見をもらうことはありましたが、ここまではっきりと言われたのは洲山先生が初めてです。それで、あらためて客観的に会社の状況をみると、これはもう完全に終わっているなとわかりました。借入も間に合わないという、まさに絶体絶命の状況でした。

奇跡的なMBOで危機を脱出

― 洲山会長、この危機をどうやって乗り越えようと思われたのですか?

洲山 洲山
「本業以外のMBOを提案しました」

(洲山) 事業再生は「選択と集中」です。高田会長の会社で採算が合っているのは中古車販売事業ですから、そこを集中して再生させることです。12月に入ったころ、その他の事業をMBO(マネジメントバイアウト)してはどうかと提案しました。

新会社2つのうち、中古車販売の会社を続けていく。もうひとつ、その他事業の会社は、社長になってもらっている元部長に売却し、名実ともオーナーになってもらえばいい。会社の価値を査定したところ参考金額は約3千万円。この金額で新会社のひとつを売却してはどうかと。

ただし、本人がいくらオーナーへの意欲を持っていても、資金を持っていなければMBOは実現しません。資金ショートは目の前に迫っているわけですから。

― この提案を聞いてどう思われましたか?

思い入れのある事業でもありましたので数日は悩みました。しかし、「メイン事業で再生してやる!」と気持を切り替えることができました。
本人に会い、オーナーになってみる気はないかと尋ねました。もちろん、会社の資金状況や、査定した参考金額もしっかりと話したうえでです。「ぜひ、やらせて欲しい」と即断してくれました。ただ、問題は3千万円もの資金。まだ30代の彼が簡単に出せる金額ではありません。

ところが、彼の父親がこのタイミングで大手の会社を退職、その退職金で3千万を捻出できるということでした。
洲山先生にすぐに報告したところ、「すごい!それはあなたついてるよ!」と言ってくれました。MBOも成立。年末、年始と約束の金額が会社に振込まれたおかげで、無事に危機を乗り越えました。

― 提案からMBO実現までひと月たらず。こんなにうまくいくものなんですか?

(洲山) いやいや、問題もなくこれほどの短期間でうまくいくことはほんとうに稀です。奇跡的とも言っていいほど。オーナーへの意欲もそうですが、いいタイミングで資金を用意できた彼がすごい(笑)。

また、高田会長と彼との関係がしっかりと築けていたこともうまくいった要因でしょう。MBOというのは、第三者が間に入って進めることがほとんどです。会社の状況や売却金額など第三者から淡々と説明してまとめていく。けれど、今回は高田会長が自ら動き、みごとに話をまとめ上げた。しかも驚くほど短期間でです。たいしたもんだと感心しました(笑)

信用も回復。3期連続の増収増益に

― 旧会社から新会社への移行に問題はありましたか?

旧会社には借金が残ったままですから、すんなりと解決できないこともありました。
ほとんどの金融機関はリスケジュールに応じてくれました。ただ、消費者金融が親会社になっている商工ローンがあり、そこだけは納得してくれませんでした。新会社設立にたいして詐害行為だと訴えてきたり、債権者破産を迫ってもきました。日々の取り立ても厳しく、精神的に苦しかったですね。

(洲山) 詐害行為の訴えは、喜望大地が提携している公認会計士にデューデリというレポートを書いてもらい、事業価値の対価の妥当性を論拠にして跳ね除けました。債権者破産については、保有している資産から考えても、ただの脅し、口にしているだけだから放っておきなさいとアドバイスをしました。

― 会社の現在の状況を教えてください。

中古車販売店は現在6店舗。年商20億円、社員は27名です。中古車販売事業のみに注力したおかげで、新会社になってから3期連続の増収増益となっています。現在も喜望大地とのコンサルタント契約を継続し、つねにアドバイスをいただいています。 新会社になって利益水準も高く、実質、借金もありませんので資金繰りにもひじょうに余裕があります。

もともと収益の見込める事業ですからね。現在の目標は販売店舗を増やしていくことです。しかし、最初からうまくいったわけではありません。

― どういうことでしょうか?

中古車販売ではお客様にローンを組んでもらって販売するケースが多い。そこでオートローン会社と契約するわけですが、新会社になってから契約してくれる会社が5社から2社に減りました。

ところが、残った2社も突然審査を下してくれなくなりました。これでは中古車を販売することができません。ローン会社に話を聞いたところ、「実質のオーナーが旧会社と同じだから、この新会社も危ない」という噂が流れているということでした。少ないときは契約が1社だけになりましたが、現在は信用を回復し3社と契約しています。思わぬ風評被害でしたが、しっかりと実績を上げていけたことが信頼回復につながりました。

自宅だけは守りたい思いがもたらした事業再生

― 洲山会長、今回の事業再生のポイントはなんでしょうか?

(洲山) 今回のポイントは高田会長の素直さと実行力、これに尽きます。いくら危機的な状況だと説明しても、すぐに行動に移せない経営者は少なくない。ところが、高田会長はアドバイスを素直に聞き入れ、あきらめずに実行することができました。前述したMBOでも、あんな短期間に成功できたのは、高田会長の実行力の賜物です。

さらに、高田会長は銀行からサービサー(債権回収管理会社)に移った債権にしても、交渉して2億円の債権を50万円で和解へとこぎつけました。いくらサービサーが債権を安く譲り受けているにしても、1%以下の金額で和解することは難しい。そのしぶとさはたいしたものです。

― どうしてあきらめずに交渉できたのでしょうか?

これも洲山先生から言われたことです。「万策尽きても、なにか手はある。最後まであきらめるな」と。保有していた店舗、貸家をメイン銀行に差し押さえられたとき、自宅も差し押さえられるに違いないと家族で覚悟しました。しかし、どうしても自宅だけは守りたいと洲山先生に相談したところ、あきらめるなと。ダメなら何度でも通って頭を下げなさいと言われました。最終的には住宅ローンをリスケでき、自宅を守ることができました。

― 高田会長から、今、経営で悩んでいる方にひとことお願いいたします。

経営が苦しく悩んでいるときに、冷静な判断を下すのは難しいと思います。わたし自身、債権者の言動にどう対処していいかわからず悩む日々でした。洲山先生の実体験に裏打ちされた的確な指導、まずはそれを信じることで迅速に行動できました。悩んで立ち止まっていたら、最悪の事態を招いていたと思います。

洲山先生が支えてくれたおかげで、何度も交渉の場に向かう勇気を持ち続けることができました。ひとりで解決しようとする前に、まずは洲山先生の企業診断を受けることをおすすめします。

高田様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

※ 取材日時 2012年1月
※ 取材制作:カスタマワイズ

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